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メッセージ

〈講師〉MY 

[医学生実習担当]

卒業:聖マリアンナ医科大学医学部
出身:静岡県

医学生へメッセージ

麻酔科は、おすぎとピーコのピーコみたいなもの

医学生に麻酔科って?聞かれるといつも答えている話があります。

たとえるとおすぎとピーコのピーコみたいなものですと言います。(みんなしってるかなー😅)

なんで?ピーコって服を作ってるわけでもないのに毒舌なファッションチェックして人気があるでしょ、あのひとは有名なデザイン学校を卒業して過去にたくさんのファッションの経験と知識を得たことで多くの視聴者からユーモアある性格を世間から認められて楽しいって!評価され信頼が得られたから成りたっているでしょ。

手術に例えると、僕は手術はできないけど、色々な病院で外科医の手術をたくさん見て麻酔をしてきているから外科医の技量(技術や人間性)をある程度知っているんだよ。もちろんチーム医療で仕事をしているから毒舌なんて言えないけど、まだ経験の浅い先生の時は注意しようとかベテランの先生だから今日は安心だとかは思うよ。

患者さんの病態・背景、あらゆる疾患・術式を把握するのが麻酔科医

それの何が面白いのと言われるけど、僕はそれが言いたいのではなく。

それだけ手術の評価ができるってことは、何の病気にどんな手術をして、麻酔では何に注意しなければいけないとか、患者さんの病態であったり背景を十分理解していなければいけない仕事なんだって事が言いたいんだ。それって結構大変で、手術っていろいろな科の手術があって、整形外科、心臓外科、耳鼻科、脳外科、産婦人科、小児外科、眼科、子供から大人までの患者さんであったり疾患や術式をある程度把握していないと外科医からの信頼は得られないって事。

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チームとして働ける

それに医療は常に進歩してるから、新しい治療に対する知識が欠けてはついていけない。緊急の生死をかけた手術でも麻酔は必要でそういった局面で外科の先生と共に難局を乗り越えていくことも多々あるよ。

手術は外科医だけではなく看護師さんも助手さんも事務の方もたくさん関わっていて、そういった麻酔経験を重ねていく事で、逆に信頼が得られるってことは、それだけの評価されている証拠なんだ。

外科医の先生は患者さんのことを常に気にしながら手術をしなければならないけど、麻酔科医がいることで患者さんの命は麻酔科に任せてもらってできる限り手術に集中できる空間を演出するかが麻酔科医の技量でもあるよ。

お互いリスペクトしてチームとして働けるとこともやりがいの一つで、流行りのワンチームね。そんなことかっこ悪くて言えないけど。社交辞令でも先生に麻酔してもらってよかったよーとか言われると素直に嬉しいものだよね。麻酔をすることは当たり前で、よりチームの医師たちに信頼され、それが患者さんに還元されることの方が、この仕事のやりがいでもあり面白さでもあるかなー。

人間味のある頼もしい先生に囲まれて

そのほかにも自分が教えた学生や研修医の成長が見れることや、逆に教えてもらったり助けてもらったり、自分が聖マリアンナに所属していることで先輩、後輩たちと仕事を通じて繋がっていられることも魅力だよね。とにかくマリアンナの先生たちは人間味のある頼もしい先生が多いからね。って言います。

麻酔科は手技も多く、経験を要するので指導方法も屋根瓦方式で行っています。

私は本当に教育者には恵まれていて、常に自分のことを思って接してくれます。今何が必要なのかまた、何が足りないのか、その場で注意して改善を要求されます。その繰り返しで、仕事に対する姿勢や社会人としてのあり方を学ばさせていただきました。人としてのあり方を理解していない人が病めるひとを見ることはできません。今、私が仕事ができているのも、私を指導していただいた先生のおかげだと思っています。その経験や体験を生かし、私も後輩達に全力で麻酔の魅力を伝えて、指導していく必要があると責任を感じています。

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良い麻酔科医を育てる前にまず人を育てる

医師も人間で人と人とのつながりで成りたっている仕事です。それぞれ個人の人間性をすごく大事にしています。良いところを見つけてそこを如何に良い方向につなげていくかが重要です。悪いところなんて見なければいい。性格は病気じゃないから治らないので。良い麻酔科医を育てる前にまず人を育てることが大切だと最近自分を含めて強く思います。だからピーコみたいな心豊かな人間性が評価され、愛されているんでしょう。目指せ愛される麻酔科医!と言っても、実際なにやってるの?という疑問は尽きないと思います。私もそうでしたが、麻酔科の講義から得られる知識には実際の臨床現場でないと伝わらないことばかりです。授業や実習でお会いできる機会がありましたら、ピーコのお話し見ましたといってくれれば話が早いと思います。

それでは、みなさんとお会いできることを楽しみにしています。

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