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当科の紹介

診療

聖マリアンナ医科大学病院麻酔科 診療

当科の診療領域は手術麻酔管理、ペインクリニック、集中治療管理を中心に周術期外来、術後疼痛管理、緩和ケアチーム、呼吸サポートチーム(RST)と多岐にわたります。

手術麻酔管理

2023年1月に開院した新病院では、手術室20室とIVR5室を同一ユニットとした「手術・IVRセンター」が創設され、高度で先進的な手術・血管内治療を効率的に行うため、IVR手術手技に対応が可能なハイブリッド手術室による経カテーテル治療や大動脈ステント術などの循環器領域の血管内治療を行っております。なかでも経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)や経皮的僧帽弁クリップ術(MitraClip)は国内有数の手術件数となっており、安全性の観点から全例麻酔科管理で手術が行われております。さらに、IVRにはCTを設置したIVR-CT室や脳血管内治療/不整脈治療を行うバイプレーン透視室、手術ハイブリッド室には超音波心臓エコーが融合された透視装置がそれぞれ新設され、より多くの情報を得ながら安全な麻酔管理が行えるようになっております。

手術総症例数:約 10,000 例/年
うち麻酔科管理症例数:約 7,000 例/年
経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)症例数  :約 180 例/年
経皮的僧帽弁クリップ術(MitraClip)症例数  :約 40 例/年

ペインクリニック

当院では年間延べ約2,000人の患者さんがペインクリニックを受診されています。ペインクリニックでは、症状や身体所見から多角的に痛みの原因を診断し、薬物療法だけでなく神経ブロックを始めとする各種の治療法を駆使して痛みを軽減・消失させQOLを向上させます。また、慢性痛、神経の障害やがんによる治療困難な痛みでは、医師、看護師、薬剤師、理学・作業療法士、臨床心理士など痛み診療に関わる多くのスタッフと連携して最適な治療の提供に努めています。

聖マリアンナ医科大学病院麻酔科 ペインクリニック

集中治療管理 

集中治療センターは2023年1月の新病院開院に合わせて新設された66床の重症病棟です。当センターでは重症病棟の垣根を低くし、「人材・器材の有効活用」「プロトコールの標準化」を図り、各診療科の集中治療グループが協力して横断的な運営をしていくことを大きな特徴としており、麻酔科もグループの一員となっています。ICU(集中治療室)は、救急ICU6床・総合ICU24床の計30床、HCU(高度治療室)は、救急HCU24床・総合HCU12床の計36床から構成されており、各ICUに特化した指導医を配属し、質の高いそしてhigh volumeな治療を提供しています。

聖マリアンナ医科大学病院麻酔科 集中治療センター

周術期外来 

周術期外来は新病院開院に合わせて手術・IVRセンターと同じ新入院棟3階に開設されました。周術期外来では外来担当の麻酔科医が診察と麻酔に関する説明を、手術室看護師が手術室や麻酔に関する説明を行っています。一連の説明を通じて、患者さんにはご不明な点やご不安な点を解消、スタッフは入院や手術に必要な準備等を把握し、患者さんが安心して麻酔を受けていただけるよう努めています。

聖マリアンナ医科大学 麻酔科 周術期外来

Acute Pain Service 

当院では術後疼痛管理を行なうAcute Pain Service活動を行っています。硬膜外PCA (Patient controlled epidural analgesia: PCEA)とIV-PCA (Intravenous patient controlled analgesia)を使用している手術後の患者さんを対象に麻酔科医、手術室看護師、薬剤師からなる多職種チームで回診し疼痛コントロールの評価を行っています。

聖マリアンナ医科大学病院 麻酔科  APS回診
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