メッセージ

〈診療助手〉佐藤 未祐奈

[入局3年目]

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卒業:聖マリアンナ医科大学医学部

麻酔科を選んだ理由

とても悩んだ診療科選び

このページをご覧になっている研修医の方、または医学生の方は、どうして医師になろうと思いましたか?家の医業を継ぐため、病気が原因で人と別れなければならなかったから、TVドラマでかっこいいお医者さんの姿に憧れた・・・などなど、誰しも医師を志した何かしらのきっかけがあることと思います。そしてそのきっかけや医学部生活、研修医生活を送るうちになんとなく「○○科の医師になりたいな」と思い始めることでしょう。しかし多くの人は研修を進めていくうちに「○○科と△△科、どっちにしよう・・・」と複数の診療科で悩み、やっとの思いで1つの診療科に決めなければなりません。今研修医の方はその猶予が2年、1年、1か月・・・と日々を過ごしていく中でどんどん短くなっていき、「この先人生長いのに、何科になればいいの!?」と、とても焦ることと思います。

 

研修でローテーションしている診療科が変わる度に、私もとても悩みました。そもそも医師を志したきっかけは“幼稚園生の時何となく”で、更に中学生の時に“人の人生に関わる仕事がしたい”と思った(振り返ると恥ずかしくなるくらい壮大な夢なのですが)からなので、特に“何科になりたい”という思いはありませんでした。強いて言うなら高校生の時に放送していたコード・ブルーの出演者が全員かっこいいから、“救急っていいなー”と思ったくらいです。

人の人生に関わる仕事がしたい

麻酔科は研修必修なので(令和2年度現在)、私は研修1年目に聖マリアンナ医科大学病院の麻酔科をローテーションしました。初めは正直あまり興味が無かったのですが、研修が進むうちに段々“あれ、結構面白いかも?”と惹かれ始めました。

それから他の診療科も沢山ローテーションしたのですが、迷う診療科の中に麻酔科は残り続けました。最終的に麻酔科・内科・精神科の3択となって、専門医機構への登録の期限前日まで悩み続けました。

 

悩むにあたって、私は“そもそも何故医師を志したのか”に立ち返ってみました。壮大な夢ではあったけれど“人の人生に関わる仕事がしたい”と思ったこと、単なる憧れだけだったかもしれないけれど“救急ってかっこいい”と思ったこと。また、“いざ目の前で人が倒れていた時に、慌てずに何かできそうなのは3つのうちどの診療科だろう?”ということも考えました。

他の診療科でも役立つ知識・手技

そして、長い人生の途中で突然“あの診療科で勉強してみたい”と思うかもしれません。そういう時に、案ずることなく新しい道を踏み出せた方がいい、なんてことも考えました。

麻酔科は手技の多い科なので、末梢静脈ルートから始まり、挿管、動脈ルート、中心静脈ルート、気管支鏡、経食道心エコー・・・等々、身につけておけばいざという時や他の診療科で役立つ手技を修得することができます。

また、麻酔科の医師は救急・集中治療領域の診療を担うこともあり、どこの診療科でも使える知識を持つことができます。更に診療の対象となる患者さんが赤ちゃんから高齢者まで幅広い、ということも麻酔科の特徴と言えるでしょう。

答えは“麻酔科”の1択となった

自分の医師を志したきっかけとこれからの長い人生のことを考えると、答えは“麻酔科”の1択となったのです。

今このページをご覧になっている方で、他の診療科と麻酔科で迷っている方がいたら、是非ご自身の原点に立ち返ってみてください。“何故医師を志したのか”―その中に答えがあるかもしれません。そして、良かったらこの先の人生のことも少し考えてみてください。

答えが“麻酔科”になった時、私たちはお待ちしています。