メッセージ

〈助教〉虻川 由紀

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卒業:聖マリアンナ医科大学医学部
出身:茨城県

入局理由

リアルタイムで “変化” が分かる

聖マリアンナ医科大学病院横浜市西部病院と大学病院で研修し、元々は外科系に行こうと思っていましたが、2年目の冬に麻酔科に入局することを決めました。

入局理由は、硬膜外麻酔や脊椎麻酔、中心静脈カテーテルなど手技を行うことができるのに加え、症例の病態を自分で考え、目の前で循環動態や呼吸管理の変化を確認できることに魅力に感じたためです。

今、取り組んでいること

妊婦さんからいただく感謝の言葉がうれしい

私が今取り組んでいることは、無痛分娩の麻酔です。以前は特別な理由のある妊婦さんに限って無痛分娩を行っていましたが、2年ほど前より、無痛分娩を希望する妊婦さんに対して、24時間対応での無痛分娩を開始しました。

陣痛の感じ方は人それぞれであり、最初は局所麻酔薬の投与量などに悩まされましたが、出産部の方々の協力もあり、ここ最近は多くの妊婦さんに満足して頂けるようになりました。陣痛で苦悶様表情をしていた妊婦さんが、硬膜外麻酔を開始した後から和やかな表情に変化するのを見ると、手術麻酔とは異なる領域で麻酔が役立っていることを実感し、とても嬉しく感じます。自然陣痛に頼っている部分もあり、24時間対応で無痛分娩を行うことは、当直帯への負担を増やしてしまっていますが、妊婦さんからいただく感謝の言葉を源にして頑張っています。

教育・指導について

先輩・後輩問わず、相談しやすい環境

もともと循環器系に興味があったこともあり、経カテーテル的治療(TAVIやMitra Clip)の麻酔管理も経験させてもらい、侵襲は小さいですが、リスクの高い症例や麻酔管理が難しい症例も経験させてもらっています。ちょっとした麻酔薬や循環作動薬の使用で循環動態が変動してしまい、麻酔管理が難しい症例では、上級医が付いてリアルタイムで説明してくださるので、教科書だけの知識だけではなく、臨床で役立つ知識が身につき勉強になります。

 

標榜医以上では麻酔管理は基本的に一人で行いますが、聖マリアンナ医科大学の麻酔科では、自分だけで解決できないことは先輩・後輩問わず相談できる環境があることが良いところだと思います。先輩・後輩で分け隔てなく知識を共有することで、お互いに成長しあっていけているのではないかと思います。

今後の目標

外科医と連携した周術期管理

麻酔科は多くの外科医とのコミュニケーションが大切だと言われており、人見知りで、あまりコミュニケーションをとるのが得意ではないので、今後の目標としては、外科医と良好なコミュニケーションをとり、周術期管理を外科医と共に行っていける麻酔科医になることです。

入局を考えている方へ

ローテーションすると、麻酔科のイメージは変わる

学生時代に麻酔科のことを理解している人は少ないと思います。私も学生時代は麻酔学にほとんど興味はありませんでした。しかし、初期臨床研修医として麻酔科をローテーションしてみてイメージが変わりました。麻酔科は外科医が手術する為の支えであり、外科医が手術を行いやすいように麻酔管理を行う他にも、たくさん手技があり、手技の習得も比較的早いと思います。内科よりきっちりはしていませんが、循環管理や呼吸器管理を行えますので、少しでも興味がある方は麻酔科ローテーションをしてみてはいかがでしょうか?